スペーサー
駐車場56台完備

埼玉県ふじみ野市上福岡6-4-5
メディカルセンター上福岡

アレルギー科

アレルギー科とは

アレルギー科画像

アレルギーとは、免疫が過剰に反応して体に悪影響が出てしまうことです。本来、免疫はウイルスや細菌など体内に侵入しようとする異物を撃退することが目的です。しかし、撃退する必要のない食物や花粉などにまで反応してしまい、これによりさまざまな症状や、炎症が起きてしまいます。

当院ではアレルギー反応が原因で起きる各種皮膚症状(接触皮膚炎、金属アレルギー、アトピー性皮膚炎、じんま疹、など)のほか、花粉症(アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎)、の診察、検査、治療も行います。喘息は小児科、もしくは内科を受診してください。

※アトピー性皮膚炎、じんま疹でアレルギーによるものは一部にすぎません。各項目を参照してください。

アレルギー科でよくみられる代表的な疾患

  • 花粉症
  • アレルギー性鼻炎
  • (食物アレルギー)
  • 金属アレルギー
  • 接触皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎
  • じんま疹
  • (気管支喘息)
  • など

アレルギー検査について

当院では、アレルギー検査として血液検査、パッチテスト、などを行っています。プリックテスト、皮内テスト、食物除去テスト・負荷テスト、などのより専門的な検査は行っておりません。主な検査内容については以下のとおりです。

血液検査

血液検査で、IgE抗体と好酸球(白血球の一種)の数値を測定します。IgE抗体は卵、スギ、ハウスダスト、など、特定の物質に反応する特異的IgE抗体を測定します。数値が高いほどアレルギー体質が強い、ということになります。

パッチテスト(貼付試験)

専用の絆創膏にアレルゲンのエキスを浸み込ませ、それを皮膚に貼り付けます。そして一定時間後にはがして皮膚の反応を観察するという検査です。通常、48時間後、72時間後に判定します。陽性の場合、赤くなったり、水ぶくれができたり、といった反応があります。化粧品などではもっと簡単な方法もあります。

検査できる物質

種類 アレルゲン名
金属 ニッケル、クロム、金、コバルト
樹脂 ロジン、エポキシ、ペルーバルサム、ブチルフェノールホルムアルデヒド
ゴム硬化剤 カルバミックス、チウラムミックス、メルカプベンゾチアゾール、 メルカプトミックス
ゴム老化防止剤 黒色ゴムミックス
防腐剤 パラベンミックス、イソチアゾリノンミックス、ホルムアルデヒド
油脂 ラノリンアルコール
抗生物質 フラジオマイシン硫酸塩
局所麻酔剤 カインミックス
香料 香料ミックス
染料 パラフェニレンジアミン
水銀化合物 チメロサール

※金属に限定したパッチテストはしておりません。

 アレルギー科で扱う代表的な疾患

 花粉症

飛んでいる花粉がアレルゲンとなって、目や鼻の粘膜、皮膚に付着することで、症状が出てしまいます。主な症状は目の痒み、目の異物感、目の充血、涙、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、などで、季節性があります。原因となる花粉はスギやヒノキがよく知られていますが、その他にも多くの花粉が原因になります。実は1年を通して何らかの花粉が飛んでおり、その多くが花粉症の原因になり得ます。

症状がひどくなると、集中力を欠いたり、意欲低下を招いたりすることもあり、社会問題として取り上げられたときもありました。仕事や日常生活にも支障をきたし、長く続くようになれば生活の質(QOL)を大きく損なってしまいます。

治療は対症療法しかありませんが、抗ヒスタミン薬の内服、点眼薬、点鼻薬を組み合わせます。このほか、鼻の症状が強ければ、ロイコトリエン阻害薬を併用します。抗ヒスタミン薬は症状が出てからでも効果はありますが、最近では症状が出る前に飲み始めることが勧められています。

アレルギー性鼻炎

何らかのアレルゲンが鼻の粘膜に付着して、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻の痒み、などの症状が出てしまいます。アレルゲンは、ハウスダスト(家の埃やダニの糞・死骸など)、ペットの毛やフケ、カビなどが多いとされていますが、空気の温度差や寒冷なども刺激になることがあります。花粉症は季節性があるので季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれますが、それに対してこちらは一年を通して発症するので、通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれます。

治療は対症療法しかありませんが、抗ヒスタミン薬の内服と点鼻薬を症状に合わせて使い分けます。併用することもあります。鼻の症状が強ければ、さらにロイコトリエン阻害薬も併用します。アレルゲンがはっきりしている場合は、その物質との接触を避けるのも大切です。ハウスダストで症状が誘発される場合は掃除をこまめに行いますが、掃除の最中は埃を吸い込まないようマスクを着用して掃除をします。

金属アレルギー

金属と接した部分が赤くなったり、プツプツとした発疹が出現したり、ときには水ぶくれができます。ひどい場合は、その周囲にまで症状が拡がったり(自家感作性皮膚炎)、全身にプツプツした発疹が多発することもあります(接触皮膚炎症候群)。ベルトのバックル、ピアスやネックレスなどのアクセサリー、腕時計や下着の金具などが原因になることがよくあります。汗によってこれらの金具に含まれているクロム、ニッケル、コバルトなどの金属がわずかに溶け出し、経皮吸収されることで症状が出現します。

治療はステロイド薬の外用、抗ヒスタミン薬の内服を主体に、ひどい場合はステロイド薬の内服を併用します。症状はほとんどが一時的ですが、その後も日常生活の中で注意をしないと「またかぶれてしまう」ということを繰り返してしまいます。一度でもかぶれた金属製品は皮膚に直接つかないようにする、皮膚に優しい材質のアクセサリー(金、銀、プラチナ、チタン など)を選ぶ、クロム、ニッケル、コバルトは避ける、などです。

接触皮膚炎

皮膚科のページのかぶれ(接触皮膚炎)を参照

よしなが皮膚科

診療科目
一般皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科
住所
埼玉県ふじみ野市上福岡6-4-5
メディカルセンター上福岡
アクセス
電車
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電話番号
049-293-6308
診療時間
  
日祝
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休診日:水曜日・日曜・祝日
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